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sanin2010 その8日目 

2010年05月05日(火) レトロな下関と門司

起きました。まさに海峡ビューで。
西の旅、最後の朝食。今日は下関・門司を散策して新門司港からフェリーに乗船の予定。
まずは近場で、火の山公園に上りました。海峡はちょっとガスってますか。
こんなところに戦艦大和の砲弾が。
公園には砲台跡が残されています。帝国陸軍の下関要塞の主要な施設のひとつ、火の山砲台です。こちらは第三砲台の側砲庫(地下倉庫)です。
こちらは第四砲台の砲座・司令室・観測所です。
第四砲台の砲座、この上に28センチ榴弾砲が。
山から下りて、みもすそ川公園。正面が火の山です。
おおお、2階建バスだがね。
公園には源義経・平知盛両雄の像。壇ノ浦の合戦です。
長州砲のレプリカ5門が関門海峡をにらんでいます。ときどき轟音と砲煙(水蒸気)を発しています。
こちらは天保15年(1844)に製造された長州砲の精巧なレプリカ。
そうこうするうちに東屋で紙芝居が始まりました。お題は「晋作と龍馬」。ここでも龍馬は人気ですねぇ。
お噺を聴ける上に、絵葉書1枚プレゼント、です。
公園の向かいには「関門国道トンネル人道入り口」。
徒歩(無料)または自転車・原付(\20-)で九州・門司に行けます。
R9を南下すると赤間神宮。壇ノ浦の戦いにおいて幼くして亡くなった安徳天皇を祀っています。平家一門の合祀墓(供養塔)「七盛塚」もあります。
カモンワーフにバイクを置いて、市街地で建もの探訪です。
道の向こうの高台に巨大な「ふくの像」が。「世界一のふくの像」ですって。
亀山八幡宮です。
ふくで有名な下関、もともと昭和9年に奉納されたふく像が金属供出でなくなって、平成2年に再建された「世界一のふくの像」です。
カモンワーフに戻ってきたらさらに巨大なふくが。
目の前は関門海峡、対岸が門司です。
そうそう、火の山YHでお土産をいただきました。
おにぎりです。「ライダー・チャリダー限定」です。
GWもいよいよ最終
日になりました。
人も車も多くなりそうです。
安全運転で楽しい旅を。
        火の山YH
とあります。
本日の建もの探訪、まずは旧下関英国領事館....
ですが、改修中。
壁面に写真が掲示されています。本来はこんな感じでしょうか。
隙間から覗くと、こんな感じ。
歩道橋から見る旧秋田商会ビル(下関観光情報センター)[手前]。その向こうが下関南部町(なべちょう)郵便局[奥]。
旧秋田商会ビルの屋上は空中庭園になっています。
秋田商会は大正時代に海運業を営んでいました。満州へ、台湾へ、と繁盛していたそうです。
素敵なファサードですね。
1Fは洋風の事務所です。観光情報センターになっていて、写真などのパネル展示があります。パンフや情報も入手できます。屋上の庭園は非公開ですが、2F/3Fを見学することができます。ただし、記帳が必要です。
2F/3Fは和室になっています。宴会ができるように大広間なんだとか。
お隣に見えるのが下関南部町郵便局。
下関南部町郵便局は下関でも最古の洋館、また現役の郵便局舎として日本最古だそうです。
局舎内にはギャラリーやカフェが併設されています。
このレンガの壁、厚さ60cmもあるそうです。
裏手に廻るとほら、オープンカフェを発見。
下関市役所第一別館(旧下関郵便局電話課)を探していましたが、なかなか見つからず、下関市立近代先人顕彰館(田中絹代ぶんか館)でたずねたら「ここです」、だって。
平成22年2月13日(土)リニューアルオープンですって。
近くにロダン美容室(旧宮崎商館)。
こちらも現在は「ヨシダメディカルクリニック」さんにリニューアルされています。
カモンワーフに戻ってきました。そろそろ昼食にしましょう。
「やっぱり下関のふく、かなぁ」と思って海鮮さんへ。
「とらふくミニミニコース」ふく刺し(小)・から揚げ・ふくめし・ふく味噌汁・ふくにごり・香の物で\1,800-なり。
昼食後、関門国道トンネル(自動二輪は\100-)で門司へ。門司港レトロ地区にソビえ立つタワー。
タワーの前には西鉄100形電車の148号が展示されています。(2010年3月末から展示)
駐車場・駐輪場は元倉庫街のようです。レンガ壁が残されています。
第一船溜りにかかる「ブルーウイングもじ」、全国唯一の歩行者専用はね橋だそうです。
おおお、徐々に下がってきました。歩行者も待ちきれず集まってきました。
このタイミングで通過??
ボートも無事通過、橋はすっかり歩行者専用になりました。
門司港に帆船が来ています。
日本丸(Ⅱ世)」です。
橋の前の広場では大道芸人のにいさんがパフォーマンス。
「ヨーヨーのプロ」だそうです。
左手には旧門司税関。
内部も見学できます。
レンガの壁が歴史を感じさせます。
天井が高いです。倉庫のような構造だったんでしょうか。
こちらは国際友好記念図書館です。明治35年(1902)大連市に帝制ロシアが建てたドイツ風建築物を、複製・建築したものです。まるでプロイセンのお城みたい。
ドイツ系ハーフテンバー洋式による茶と白のコントラスト、煙突やドーマ窓、尖塔部分などが印象的な建物です。
1階はレストラン、2階は中国・アジアの文献を収蔵した図書館、3階は資料展示室になっています。フツーに図書の貸し出しもしているそうです。
第一船溜りには外輪船。米国東海岸のボルチモア風に演出されています。
大正10年(1921)三井物産の社交倶楽部として門司区谷町に建築されたお屋敷です。
その後所有が国鉄に移ってからは門鉄会館と呼ばれていました。平成2年この地に移築・復元されました。
アルベルト アインシュタインさんも宿泊したとか。
1Fにはレストランもあります。
次に門司港駅。大正3年(1914)に立てられた木造駅舎です。
国の重要文化財であり、今もJR九州の現役の駅です。
駅舎内もレトロな雰囲気です。
「0哩(マイル)標」に「ここは九州の鉄道の起点となったところです」と記されています。紅い電車は813系(R209)ってヤツですな。
レトロ写真展示場(旧貴賓室)が見学できます。ご自由にお入りください、とあります。
2階に上がってきました。内装もレトロな感じです。
こちらが貴賓室。2階には門司港駅の近隣の歴史的な写真が展示されています。
平成17年(2005)に休止した臨港線(貨物線)が平成21年(2009)門司港レトロ観光線として復活、観光用にトロッコ列車が走り始めました。
トロッコ列車は潮風号と命名されました。引っ張るのはDB10形ディーゼル機関車。
大型連休で小さなお友達にも、大きなお友達にも大人気です。片道\300-、2回きっぷで\500-。指定席はプラス\100-。
門司港駅に戻ってきました。
門司港駅の左手に重厚なビルヂング。旧三井物産門司支店と言いましょうか、旧JR九州本社ビルと言いましょうか。現在は使われていませんが、観光案内施設としてリニューアルの予定があるそうです。
1937S12三井物産門司支店
1949S24国鉄九州総局
門司鉄道管理局
1987S62JR九州/北九州本社
JR貨物/九州支社
2001H13JR九州撤退
こちらは大正6年(1917)に建てられた大阪商船門司支店を修復したものです。
八角形の塔は灯台の役割もあったそうです。
第一船溜りをひと廻り、ブルーウィングに戻ってきました。
向こう岸に見えるのが旧門司税関、そして国際友好記念図書館。
すこし離れたところにNTT門司電気通信レトロ館。1924年(大正13年)に門司電報電話局として建設されました。1Fの一部が電話機や交換機の博物館になっています。
建物の前には、これまたレトロな電話ボックス。

ぼちぼち17時です。このあと、コンビニで食料を調達。今宵、大阪南港に向けての名門大洋フェリーに乗るべく新門司港に移動です。
18時すぎに新門司港に到着。20時発の2便に乗船。
瀬戸内航路は車両甲板がオープン構造の船が多いですね。
きょうと2」です。
今回の居室は2等洋室(ツーリスト)です。パーソナルな感じに区切られています。
本日の宿泊
名門大洋フェリー
宿泊    
夕食    
朝食    
CreditCard    
共和国・友好国    
走行距離 33.2km
備考  

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