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sanin2010 その5日目 

2010年05月02日(土) 石見銀山へ

ホテルは朝食付きです。洋食か和食を選択します。2泊の予定ですので今日は和食にしましょう。
今日は石見銀山・世界遺産の見学です。
大型連休は当然ハイシーズンなわけで、交通規制・パーク&ライドが実施されています。バイクを駐車場に置いてシャトルバスで大森へ。
大森代官所跡所要時間/料金
石見銀山駐車場
大森5分/190円
大森代官所跡2分/160円7分/230円
石見銀山公園にある太田市観光協会の観光案内所で情報収集、「ガイドツアー(無料)がある」ってんで早速申し込み。
午前に町並みコース(10:00→11:30)に参加して、午後に龍源寺間歩コース(12:30→15:00)に参加すれば、もう完璧。昼食に1時間、充てられるし。
石見銀山ガイドの会
出発時刻午前午後所要時間
龍源寺間歩コース10:3012:30約2h30m
町並みコース10:0013:00約1h30m
石見銀山の各施設ではwaonが利用できます。で、waonで割引です。普段は使ってないんですが、JMB WAONカードで龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)に行きましょう。\400-が\300-に割引です。先ほどの観光案内所でチャージできます。

間歩(まぶ)とは銀山の坑道を表します。
まずは町並みコース。観光案内所から南へ、大森代官所跡までの往復です。街角には木造迷彩を施した自動販売機。
竜宮城みたいな山門の榮泉寺。
旧河島家、上級武士のお宅。
商家は道路に面して建っていますが、武家屋敷は塀や門の内側にお庭があり、お屋敷が建っています。
町並みの中ほど、高台に観世音寺があります。
来し方、銀山の方面。
高台なので、家々の構造が良くわかります。こちらが武家屋敷。塀の内側にお庭があります。
で、こちらが商家。通りに面し、家が建っています。武家屋敷と商家が混在しているのも特徴です。
青山家、巨大な商家です。
ほとんどのお宅は平入りですが、青山家は妻入りになっています。
熊谷家住宅、こちらも巨大な商家です。
豪商のお宅ですね。武家屋敷よりも立派かも。
西性寺(さいしょうじ)には立派な鏝絵(こてえ)が残されています。
大正時代中頃の作品、「鳳凰」です。
町並みの南端、城上神社(きがみじんじゃ)がガイドツアーの終点です。拝殿の鏡天井には極彩色の「鳴き龍」、この下で拍手すると龍が啼いているかのように音が響きます。樹齢100年以上というナギの木がご神木です。
さて、午後のツアーまで1時間あります。この間に「お食事処 おおもり会館」で昼食を。
代官そば\1,100-。「お食事処 おおもり会館」は大森代官所(跡)のすぐそばです。
昼食後、ぶらぶらと歩きながら石見銀山公園をめざします。
民家を再生したショップもあります。もとの「理容館アラタ」、現在の「和田珍味 石見銀山本店」です。
こちらは中村製パン店さん。
「丁銀ぱん」とか「おはぎぱん」が人気だそうで。
郵便局もこんな感じ。
旧大森裁判所、現在の町並み交流センター。裁判所、だけではなくいろいろな出先機関があって総合庁舎みたいなところだったそうです。
柳原家、塀は無く木戸だけ残っています。広いお庭です。
阿部家はカフェとして営業中。
金森家、郷宿のひとつ。郷宿とはお役人様の宿泊施設で、役所の機能もあったそうです。
さて、公園に戻って13時からのツアーに参加です。
午後のツアーがスタート。龍源寺間歩コースは銀山遊歩道を北上し、目指すは龍源寺間歩です。
遊歩道には山吹の花。
ところどころに小規模な間歩(坑道)の跡があります。
ゆるゆると上ってきた舗装道路の終端に龍源寺間歩の入り口があります。
見学は\400-、edyで\300-に割引。
いよいよ、坑道へ。
手掘りの坑道です。これらの坑道は通り抜け坑道の支線になっているものです。
もともと戦国時代の露天掘りの銀が高品質で、坑道で掘ったのは江戸時代になってからだそうですが質は落ちたとか。昭和になってから銅も掘ったそうです。
石見銀山の銀は「日本のみならず東アジア、遠くはヨーロッパまで影響を与えた」ということで世界遺産に登録されました。
龍源寺間歩の通り抜けました。出口に解説の陶板。
銀の鉱石が置いてあります。茶色のラインが銀だそうです。
遊歩道を下ってくる途中にも間歩があります。全部で600を超えるそうです。この間歩は上の坑道から鉱石を掘って、下の穴から湧き水を排水する仕組みだそうです。
こちらは仙ノ山に至る林道、「銀の道」だそうです。
清水寺(せいすいじ)に伝わる「辻ヶ花染丁字文胴服」は徳川家康から拝領したものだそうです。現在は東京国立博物館所蔵らしい。
明治時代に建設された清水谷精錬所跡です。
自然の地形を利用して、上から下へと階段状に精錬していきます。大規模な施設ですが、鉱石の品質低下とともに不採算となって、1年半ほどで閉鎖されたそうです。
ちょっと予定より時間がかかりましたが、15時すぎにツアー終了。銀山公園に戻ってきました。これ公園にある石見の立体模型、中央が銀山公園、手前が町並み地区、奥が龍源寺間歩です。
撤収にはまたまた早いので町並み地区を散策。敷居の手前に陶器(瓦かな)が埋め込んであります。
カンロクのネコさま、です。昼下がりの欠伸。
こちらはカフェ・カリアーリさん。イタリアのエスプレッソの専門店
民家に創作のオブジェのプロジェクト。この民家は電気もガスも引いてないんだそうです。
一方、こちらはオール電化の「あすみ館」brought to you by 中国電力。
古民家をオール電化住宅としてリフォーム。
天井の梁が歴史を感じさせます。
お、中庭。
緑が見えるとお庭が良いですね。採光にもなりますし。
柱にある電灯線は現在も照明用などに使用中だそうです。
古民家再生を学ぶコーナーもあります。
街角にはこんなおイヌさまも。
影法師が長くなってきました。ぼちぼち宿に戻りましょう。
バス停から萱葺き屋根が見えます。
駐車場・駐輪場の銀山センターまで戻ってきました。17時です。日がずいぶん傾いています。
18時すぎ、宿に到着。
夕食に出撃。昨日と同じ「三丁目食堂さんで」と思ったら日曜休業だそうで。やっぱり「がっつり系で」てんで上海ドラゴンさん。
とんこつラーメン(\650-)+ミニ叉焼丼(\280-)=\930-なり。
本日の宿泊
出雲フォレストホテル
宿泊 \4,400
夕食 なし
朝食 朝食付き
CreditCard ×
共和国・友好国 ×
走行距離 107.1km
備考  

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