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ishigaki2006 その3日目

2006年10月24日(tue) ふたつの滝

今日は浦内川の滝に行って、竹富島に移動の予定です。しかし、風が強くて上原航路は09:20の始発を除き運休との情報が。東部・大原港に行かないといけないようです。
YHの前庭の風景もどんよりとしています。路線バスに乗って浦内川観光に出かけましょう。「09:20の始発に乗る」という方と一緒に上原港まで送ってもらうことになりました。港のそばのスーパー川満でお弁当(\230-)を購入です。滝をながめながらお弁当の予定。
上原09:28→浦内川09:45。ちょっと明るくなってきました。木々が多いせいか、あまり風を感じません。ライトグリーンの建物が浦内川観光の事務所、1Fが観光船の受付と待合室、2Fがカヤックの受付と展示室になっています。
「マリユドゥ・カンビレーの滝コース(約3H)」に参加の予定ですが、09:30の定期便が出て、次は10:30です。「お客さんが4名になったら船出すよ」ってコトでしたが、バスで来たのは3名です。「だいぶ待ってもらったし、ぼちぼち出します」ってコトになったとたんカップルが3組くらい来て、10名ほどで10:10ごろに船を出してもらいました。
右にいるのはミナミトビハゼくんです。ヤイマでは「とんとんみー」と呼び、ムツゴロウさんの仲間だそうです。
浦内川を遡って行きます。カヤックのお客さんがいる所では波を立てないように慎重に。上りはおぃちゃんの解説付です。
「マリユドゥ・カンビレーの滝コース(約3H)」
\1,500-
[バスの3日間乗り放題乗車券で10%off]
10:25ごろ軍艦岩に到着、下船です。「船で約30分+マリユドゥの滝まで歩いて30分+カンビレーの滝まで歩いて10分」です。単純に往復して140分かな。ただし、マリユドゥの滝のそばまでは危険なので行けないとのこと。台風13号の影響でしょうか。
帰りの船は軍艦岩を12:40出発とのこと。
滝までのみちに大きなサキシマスオウノキがありました。平たい板根(ばんこん)は船の舵にしたとか。
マリユドゥ・カンビレーに行く途中にも何ヶ所か小さな滝があります。
高台の展望台に着きました。マリユドゥの滝が見えます。近くで見れないのが残念。

「水が廻り(マリ)淀む(ユドゥ)」という意味だそうです。
森の住人、サキシマキノボリトカゲくんです。
「琉球政府」って....いつから立ってる標識だろう。
こんどは緑鮮やかなトカゲくんです。
展望台から10分ほどでカンビレーの滝に到着。こちらは滝のすぐそばまで行けます。

「神(カン)が座る(ビレー)場所」という意味だそうです。
「滝をながめながらお弁当を」と思っていたら、カラスがお弁当を狙っています。アタマ良いだけに困ったものです。カンビレーの滝で食べるのは断念して、展望台からマリユドゥの滝をながめながら食べることにします。
12:00ごろ展望台でお弁当を食べた後、軍艦岩の船着場を目指します。12:30には着くかな。
おおむね予定通り、軍艦岩に戻ることができました。下りの船は立派な船です。どうやら団体さんが来ているようです。
ボートの右手に見えるのが軍艦岩です。
もともと軍艦にそっくりな1枚の大きな岩が、爆撃されて粉々になったんだそうです。船頭さんは若いあんちゃんですが、親切に説明してくれました。
12:40、軍艦岩を後にします。下りは「観光案内なし」ということですが、ちょうど干潮の時刻に近いので、観光のポイントではマングローブの林の間近まで船を寄せてくれました。

満潮08:39
干潮14:19
「マングローブ」は森林を表し、マングローブの木というのがあるわけじゃありません。日本のマングローブは「オヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギ・ヒルギモドキ・ヒルギダマシ・マヤプシキ・ニッパヤシ」の7種類から構成されるそうです。今日の浦内川・昨日のヒナイ川ではヒルギ類の「オヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギ」が見られます。
ヒルギは種が漂流するので「漂木/ヒルギ」と呼ばれるそうです。タコの足のような気根が見えます。
下りの船は13:00に船着場に戻ってきました。13:10のバスに間に合うかも知れません。
(浦内川13:10→大原港14:25)
大原港14:25到着。港には高速船が待っています。14:30の竹富経由・石垣行きの船です。

「竹富経由ですから直行便よりも時間がかかりますが、15:30ごろ石垣に着きますよ」
「竹富、行きます。竹富まで乗せてください」
ラッキー、石垣から折り返しじゃなくて直接竹富に入れるから、時間・船賃の節約になるぞ。
(大原港14:40→竹富港15:15 \1,410-)

右は竹富港に着いたサザンドリーム号。
竹富港の建物は赤瓦をモチーフにしたものです。港の案内所で高那旅館さんの場所を尋ねます。
「telしたら迎えに来てもらえますよ」とのことでしたが、まだ時刻も早いし、位置関係を把握したいので自分の足で歩くことにしました。
港から緩やかな坂を上っていくと道の真ん中に、なにやら面白い形のものがあります。

後に知ったのですが、これは「スンマシャー」と呼ばれ、風水の思想に基づき魔除けの役割があるそうです。「ここからが集落」という目印になります。
集落でウシ!!竹富名物、水牛の牛車です。港から集落への道は舗装されていますが、ほとんどは土の道に石垣です。
ちょっとオーバーランしましたが、高那旅館さんに到着です。
左手の木のひさしの下が憩いの場で、オリオンのみながらゆんたくしたり、まったりと読書したりしました。
そうそう、新しい会員証「YHワールドカード」の申し込みで割引券がもらえます。life cardと提携のクレジットカード、年会費\1,500-です。割引券は\1,500-分なので事実上、初年度無料。
荷物を置いて、夕食の時間までぶらぶらお散歩。さきほどの牛車が車庫(?)に並べられています。
「ウシは?」と言ったら、野原で休憩・お食事中です。お疲れ様です。
異人さんに「ニシトーオンってどこ?」って聞かれたのですが、位置を良く把握していなかったので上手く説明することができませんでした。
西塘(ニシトー)御嶽(オン)は西塘様をまつる御嶽(ウチナーではウタキ)で、西塘様は首里城の園比屋武御嶽(ソノヒャンウタキ)の門を建設し、後に八重山の役人となり竹富島に役所をかまえた方だそうです。
集落の高台にあたるンブフル展望台に行ってみましょう。展望台の麓に石碑があります。この石碑は西糖様のお言葉だそうで。
仲筋集落にいたウシが夜中に逃げ出し、オオアバレした後にできた小山の上で「ンブフル・ンブフル」と啼いていた(吼えていた?)ためンブフルと呼ばれるようになったそうです。展望台があるのですが、残念ながら休止中、これもまた台風13号影響でしょうか。
展望台からの帰り道、竹富小中学校で太鼓のけいこをしています。種子取祭の準備ですね。
日の暮れも近くなってきました。西桟橋で夕日を眺めましょう。
いままさに日が暮れようとしています。雲の形がはっきりと見えます。
夕食の時間です。憩いの場にオリオンビールの自販機があるので買い放題(hi)です。
夜、憩いの場でゆんたくしていると若い衆が自販機にビールを買いに来たりします。
本日の宿泊
高那旅館
宿泊 \2,680-
夕食 \700-
朝食 \500-
CreditCard NG
備考  

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